天候と仕事について思うこと

天候と仕事の関係については、難しい判断を要求される場面がしばしばあります。
工事日が悪天候に見舞われた場合、仕事内容と進行に影響することは勿論でありますが、なによりも当日に実施するか否かの判断が要求されます。これは最終的には会社の利益に直結する問題でもあるからです。
明らかに終日荒天となる場合を除いては極力GO姿勢であったとしても発生するトラブル、やり直し工事等があるとトータルコストで差引きマイナス利益となることもあります。
季節によっては最重要リソースである作業員の健康保全についても考慮が必要となりますし。
やはり結局は投機的実行(ギャンブルではありません)とでもいうべきでしょうか。長年の経験と感およびセンスがものをいうことだと思います。
昨今、天気予報の予測精度は観測体制とコンピューター性能の飛躍的進化により数時間後のそれも局地的予測を含め驚くべき進展が見られます。(予測した雨雲の動きも見ることができます。すごい。。)
この驚異的予測精度のお蔭で、ほぼ間違いなく本日の天候を把握できることが可能となりました。
あとはこの天候が仕事に及ぼす影響をトータルでみてどのように判断するかですが、それぞれの立場と事情によって微妙に判断が異なってくるのも事実です。
(社員の個人的利得と都合が入ることも、ままありがちですが。。。)
これは、やはり広い意味での自社利益とはなにか?
・工期とスケジュール
・工事リスク
・人的リソースの保全
等々を考慮してどのような姿勢で天候とトータル利益を解釈するかは長年の経験とポリシーが反映されるし、年間の会社利益に少なからず影響を及ぼすのではないでしょうか。
いずれにせよ、天候と仕事の悩ましい関係は日々続いていきます。。。


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